プルーフ・オブ・ステーク(PoS)
別名: PoS · Proof of Stake
定義
プルーフ・オブ・ステーク(PoS)とは、暗号資産を担保として預け入れ(ステーク)したバリデーターが、ブロックの提案と検証を担うコンセンサスの仕組みです。
プルーフ・オブ・ステークの仕組み
PoWが計算力で競うのに対し、PoSでは資産を差し出すことがネットワークに参加する条件になります。バリデーターは正しく働けば報酬を受け取り、二重署名などの不正をするとステークの一部を没収される「スラッシング」というペナルティを受けます。
イーサリアムは2022年9月のThe MergeでPoSに移行し、自分でバリデーターを1つ動かすには32 ETHが必要です。ソラナやカルダノなど多くのチェーンもPoS系の仕組みを採用しています。大量の計算をしないため、電力消費はPoWより大幅に少なくなります。
一般の保有者は、自分でバリデーターを運用しなくても、取引所のステーキングサービス、リキッドステーキング、委任(デリゲート)を通じて報酬を得られます。ただし、ロック期間、手数料、スラッシング時の負担の仕方はサービスごとに異なります。
具体例
例えば、年3%の報酬が見込めるステーキングに10 ETHを預けると、1年後の報酬は約0.3 ETHです。ただし、ETHの価格が1 ETH = 50万円から40万円に下がれば、元の10 ETHの評価額は500万円から400万円に減ります。報酬の0.3 ETH(約12万円)では、100万円の値下がりを埋められません。
よくある失敗
- ステーキング報酬があれば価格下落のリスクも相殺できると考えること。
- アンステーク(引き出し)に待ち時間がある場合があることを知らずに預けること。
- PoSのチェーンなら誰でも同じ利率の報酬がもらえると思い込むこと。
学んで試す
よくある質問
PoSは安全ですか?
不正をするとステークを失うため、攻撃には巨額の資産が必要になる仕組みです。ただし、ステークが一部の事業者に集中しすぎると、中央集権化の懸念が生じます。
32 ETHがないとイーサリアムのステーキングはできませんか?
自分でバリデーターを動かすには32 ETHが必要ですが、取引所のサービスやリキッドステーキングを使えば少額から参加できます。