基礎知識

バリデーター(検証者)

別名: Validator · 検証者 · バリデータ

定義

バリデーターとは、プルーフ・オブ・ステークのブロックチェーンで暗号資産をステークし、ブロックの提案や取引の検証を行うネットワーク参加者のことです。

バリデーターの仕組み

バリデーターはノードソフトウェアを常に稼働させ、順番が回ってきたらブロックを提案し、他のバリデーターが提案したブロックが正しいかを投票で確認します。正しく働くと報酬が得られ、オフラインになると報酬が減ったり小さなペナルティを受けたりします。

二重署名のような重大な違反をすると、ステークの一部が没収される「スラッシング」の対象になります。そのため、バリデーターの運用には安定したサーバー、鍵の安全な管理、ソフトウェアの更新といった技術的な対応が欠かせません。

多くのチェーンでは、一般の保有者が自分の資産をバリデーターに委任(デリゲート)し、報酬の一部を受け取れます。委任先によって手数料率や稼働実績が異なるため、選ぶときは手数料、稼働率、過去のスラッシング履歴を確認しましょう。

具体例

例えば、あるバリデーターが年間1,000 SOLの報酬を生み出し、手数料率を8%に設定しているとします。バリデーターの取り分は80 SOLで、委任者全体には920 SOLが配分されます。あなたの委任額がそのバリデーターへの委任総額の1%なら、受け取る報酬は約9.2 SOLです。

よくある失敗

  • 手数料率の低さだけで委任先を選び、稼働率や過去のスラッシング歴を確認しないこと。
  • 委任すると資産の所有権までバリデーターに移ると誤解すること。
  • 自分で運用する際、同じ鍵を複数のサーバーで同時に動かして二重署名を起こすこと。

学んで試す

よくある質問

バリデーターとマイナーの違いは何ですか?

マイナーはPoWで計算力を使ってブロックを作り、バリデーターはPoSでステークを担保にブロックを提案・検証します。

委任した資産をバリデーターに持ち逃げされることはありますか?

多くのPoSチェーンの委任では、資産の所有権は委任者に残り、バリデーターが勝手に引き出すことはできません。ただし、スラッシングが起きると委任分も減る仕組みのチェーンがあります。