DeFi

リキッドステーキング

別名: リキッドステーキングトークン · LST · liquid staking · 流動性ステーキング

定義

リキッドステーキングとは、暗号資産をステーキングすると同時に、その預け入れを表すトークンを受け取り、ロックされた資産を他の用途にも使えるようにする仕組みです。

リキッドステーキングの仕組み

代表例はイーサリアムのLido(stETH)やRocket Pool(rETH)です。ETHを預けると、その証書となるリキッドステーキングトークン(LST)が発行されます。LSTは報酬を反映して価値や数量が増え、DEXで売ったり、DeFiの担保に使ったりできます。

通常のステーキングではロックや解除待ちの間に資産が動かせませんが、LSTを売れば実質的にすぐ現金化できます。これが「リキッド(流動的)」と呼ばれる理由です。

リスクとしては、プロトコルのスマートコントラクトの脆弱性、運営するバリデーターのスラッシング、市場でLSTが元の資産より安く取引される乖離(デペッグ)があります。特に急な売りが集中すると、乖離が広がることがあります。

具体例

あなたが10 ETHをリキッドステーキングに預け、10 stETHを受け取ったとします。年率3%相当の報酬が反映されれば、1年後には約10.3 ETH分の価値になります。ところが市場が混乱して、stETHが一時的に1 ETHあたり0.95 ETHで取引されたとします。このとき急いで売れば、10.3 stETHは約9.79 ETHにしかならず、元の10 ETHを下回ります。

よくある失敗

  • LSTが常に元の資産と1対1で売れると思い込むこと。
  • LSTを担保にした借入でレバレッジをかけ、乖離時に清算されること。
  • リキッドステーキングのプロトコル名を検索して、偽サイトに資産を預けること。

学んで試す

よくある質問

リキッドステーキングと通常のステーキングの違いは何ですか?

通常のステーキングは資産がロックされますが、リキッドステーキングではLSTを受け取るため売却やDeFiでの運用ができます。その分、スマートコントラクトや乖離のリスクが加わります。

LSTはいつでも元の資産に戻せますか?

プロトコルを通じた償還には待機期間があることが一般的です。すぐに戻したい場合は市場で売ることになり、そのときの価格は乖離の影響を受けます。