ウォレットとセキュリティ

アドレスポイズニング

別名: アドレス汚染 · address poisoning · 類似アドレス詐欺

定義

アドレスポイズニングとは、本物の送金先とよく似たアドレスから少額や0円の取引を送りつけ、取引履歴から偽アドレスをコピーさせて誤送金を誘う詐欺です。

アドレスポイズニングの仕組み

攻撃者は、あなたがよく送金する相手のアドレスと先頭と末尾の数文字が同じ偽アドレスを作ります。そこからあなたのアドレスへ、ごく少額や0のトークンを送り、取引履歴に偽アドレスを紛れ込ませます。

多くのウォレットや取引所はアドレスを途中省略して表示するため、先頭と末尾だけを見て確認する習慣があると見抜けません。次回、履歴から送金先をコピーした瞬間に罠にかかります。

対策は、送金先を取引履歴からコピーしないこと、出金ホワイトリストやアドレス帳に検証済みのアドレスを登録して使うこと、アドレス全体またはより長い範囲を照合することです。

具体例

あなたが毎月、取引所の入金アドレス「0x7a3F…9c1E」に2,000 USDTを送っているとします。ある日、履歴に「0x7a3F…9c1E」と表示される送金元から0 USDTの取引が届きました。実は真ん中の32文字がまったく違う偽アドレスです。翌月これを履歴からコピーして2,000 USDTを送れば、全額が攻撃者のものになり、取り戻せません。

よくある失敗

  • 取引履歴に表示されたアドレスを、送金先としてそのままコピーすること。
  • アドレスの先頭4文字と末尾4文字だけを見て確認したつもりになること。
  • 身に覚えのない少額や0の入金を無害だと思って放置すること。

学んで試す

よくある質問

0 USDTの入金が届いたのですが危険ですか?

受け取っただけで資産が盗まれることはありません。ただし、アドレスポイズニングの前触れの可能性が高いため、その送金元アドレスを今後絶対に使わないよう注意してください。

アドレスポイズニングを防ぐ一番の方法は何ですか?

検証済みのアドレスをアドレス帳やホワイトリストに登録し、毎回そこから送金先を選ぶことです。履歴からのコピーをやめるだけでも大きく防げます。