暗号資産ウォレット(仮想通貨ウォレット)
別名: ウォレット · 仮想通貨ウォレット · クリプトウォレット · crypto wallet
定義
暗号資産ウォレットとは、暗号資産を送受信するための秘密鍵とアドレスを管理するアプリや機器のことで、コインそのものではなく、それを動かす鍵を保管しています。
暗号資産ウォレットの仕組み
暗号資産はブロックチェーン上に記録されていて、ウォレットの中に入っているわけではありません。ウォレットが持っているのは、その資産を動かすための秘密鍵です。秘密鍵から受け取り用のアドレスが作られ、送金するときは秘密鍵で取引に署名します。秘密鍵を失えば資産を動かせなくなり、他人に知られれば資産を盗まれます。
ウォレットは大きく2種類に分かれます。取引所などのサービスが鍵を管理するカストディアル型と、自分で鍵を管理するノンカストディアル型(セルフカストディ)です。また、インターネットにつながったホットウォレットと、オフラインで鍵を保管するコールドウォレット(ハードウェアウォレットなど)という分け方もあります。
自分で管理するウォレットを作ると、12語や24語のシードフレーズ(リカバリーフレーズ)が表示されます。これは秘密鍵の元になる情報で、これさえあれば別の端末でウォレットを復元できます。紙に書いてオフラインで保管し、写真やクラウドに保存しないこと、誰にも教えないことが基本です。
具体例
ノンカストディアルのウォレットアプリを作ると、12語のシードフレーズとETHの受け取りアドレスが作られたとします。取引所から0.2 ETHをこのアドレスへ出金し、そこからさらに友人へ0.05 ETHを送る場合、送金にはETHのガス代がかかります。ガス代が0.0005 ETHなら、手元には0.2−0.05−0.0005=0.1495 ETHが残ります。スマートフォンをなくしても、シードフレーズで新しい端末に復元すれば同じ残高が見られます。
よくある失敗
- シードフレーズをスクリーンショットやクラウドのメモに保存する。
- サポートを名乗る人物に、確認のためと言われてシードフレーズを教えてしまう。
- 送金先のネットワーク(チェーン)を確認せず、対応していないネットワークで送金する。
学んで試す
よくある質問
暗号資産はウォレットの中に入っているのですか?
いいえ、資産はブロックチェーン上に記録されています。ウォレットはその資産を動かすための秘密鍵を管理しています。
取引所の口座もウォレットですか?
取引所の口座は、取引所が鍵を管理するカストディアルウォレットの一種と考えられます。自分で鍵を持つウォレットとは管理責任が異なります。