DAO(分散型自律組織)
別名: 分散型自律組織 · DAO · ダオ
定義
DAO(分散型自律組織)とは、特定の経営者ではなく、トークン保有者などの参加者がブロックチェーン上の投票で意思決定を行う組織の形態です。
DAOの仕組み
多くのDAOでは、ガバナンストークンの保有者が提案を出し、投票で可決されるとスマートコントラクトやマルチシグを通じて実行されます。UniswapやAaveなどのDeFiプロトコルが、手数料の設定や資金の使い道をDAOで決めているのが代表例です。
ルールや資金の動きがブロックチェーン上で公開されているため、透明性が高いのが利点です。世界中の誰でもトークンを持てば参加できます。
一方で課題もあります。大量のトークンを持つ少数の参加者が投票結果を左右しやすいこと、投票率が低いこと、法的な位置づけが国によって異なることなどです。日本でも合同会社型DAOを認める制度整備が進むなど、各国で扱いが検討されています。
具体例
ガバナンストークンの総発行量が1億枚のDAOで、提案の可決に「賛成票が過半数かつ投票総数が400万枚以上」が必要だとします。投票に参加したのは500万枚で、賛成が300万枚、反対が200万枚でした。条件を満たすので提案は可決されます。ただし、賛成票の300万枚のうち200万枚が1つのアドレスからだった場合、実質的には1人の意思で決まったとも言えます。
よくある失敗
- DAOだから完全に分散化されていると考え、トークンの保有の偏りを確認しないこと。
- DAOのトークンを持てば、配当のような利益が自動的にもらえると思い込むこと。
- 偽の投票サイトでウォレットを接続し、悪意ある署名をしてしまうこと。
学んで試す
よくある質問
DAOに参加するにはどうすればよいですか?
多くの場合、そのDAOのガバナンストークンを保有し、投票用のサイトでウォレットを接続すれば参加できます。議論はフォーラムやDiscordで行われることが一般的です。
DAOと株式会社の違いは何ですか?
株式会社は取締役などが経営を行いますが、DAOはトークン保有者の投票とコードで運営されます。ただし実際には、コアチームが大きな影響力を持つDAOも多くあります。