基礎知識

ガス代(Gas fee)

別名: ガス手数料 · ネットワーク手数料

定義

ガス代とは、イーサリアムなどのブロックチェーンで送金やスマートコントラクトを実行するときに、ネットワークに支払う手数料のことです。

ガス代の仕組み

イーサリアムでは、処理の重さを「ガス使用量」、1単位あたりの価格を「ガス価格」で表し、手数料はおおむね「ガス使用量 × ガス価格」で決まります。ガス価格は通常gwei(10億分の1 ETH)で表示され、自動で決まる基本手数料に、優先してもらうためのチップを上乗せする方式です。

ガス代はネットワークの混雑で大きく変わります。人気トークンの発行、NFTの販売、相場の急変時などには利用が集中し、手数料が跳ね上がります。安く抑えたい場合は、混雑の少ない時間帯を選ぶか、レイヤー2を使う方法があります。

取引所から出金するときの「出金手数料」は取引所が設定する料金で、ガス代とは別物です。取引所は内部で送金をまとめるなどしているため、実際のガス代と一致するとは限りません。また、取引が失敗しても、それまでに消費したガス代は戻りません。

具体例

例えば、ガス使用量15万のトークン交換を、基本手数料12 gwei+チップ1 gweiで実行すると、手数料は150,000 × 13 = 1,950,000 gwei、つまり0.00195 ETHです。1 ETH = 45万円なら約878円です。混雑で基本手数料が40 gweiに上がると、同じ交換でも0.00615 ETH、約2,768円かかります。

よくある失敗

  • ガス代用のETHを残さずに、ウォレットのETHをすべて売ってしまうこと。
  • 失敗した取引ならガス代も返金されると思い込むこと。
  • ガス価格を極端に低く設定し、取引が長時間未処理のまま止まってしまうこと。

学んで試す

よくある質問

ガス代を安くする方法はありますか?

混雑していない時間帯に取引する、レイヤー2を使う、不要な承認や操作を減らすといった方法があります。

取引所の出金手数料とガス代は同じですか?

同じではありません。出金手数料は取引所が決める料金で、実際のネットワーク手数料とは金額が異なることがあります。

ビットコインにもガス代はありますか?

ビットコインでは「ガス」という言葉は使いませんが、取引データの大きさと混雑状況に応じた送金手数料がかかります。