レイヤー2(L2)
別名: L2 · Layer 2 · セカンドレイヤー
定義
レイヤー2(L2)とは、イーサリアムなどのレイヤー1の上で取引をまとめて処理し、その結果をL1に記録することで、手数料を下げ処理を速くする仕組みです。
レイヤー2の仕組み
代表的な方式は「ロールアップ」です。L2上の多数の取引を一つにまとめ、データや証明をL1に書き込みます。不正があれば異議を申し立てられるオプティミスティック・ロールアップ(Arbitrum、Optimism、Baseなど)と、暗号学的な証明を使うZKロールアップがあります。
ユーザーにとっての利点は手数料の安さです。L1では高くつく操作が、L2ではその何分の一、場合によっては数十分の一で済むこともあります。一方、L1とL2の間で資産を移すにはブリッジが必要で、オプティミスティック・ロールアップから公式ブリッジでL1に戻す場合は、通常約7日の待機期間があります。
多くの取引所は主要なL2への直接出金に対応していますが、対応ネットワークは取引所ごとに異なります。出金画面でネットワーク名を確認し、受取側のウォレットや取引所も同じL2に対応しているかを確かめましょう。
具体例
例えば、L1でのトークン交換に1回1,500円のガス代がかかり、L2では1回30円だとします。月に20回取引すると、L1では3万円、L2では600円です。1回の取引額が1万円なら、手数料の割合はL1で15%、L2で0.3%になり、少額取引ほどL2の差が大きく効いてきます。
よくある失敗
- 出金先のネットワークをL1とL2で取り違え、受取側で資産が表示されなくなること。
- オプティミスティック・ロールアップから公式ブリッジでL1に戻すと待機期間があることを知らずに資金を移すこと。
- L2上でもガス代用のETHが必要なことを忘れること。
学んで試す
よくある質問
レイヤー2は安全ですか?
最終的な記録をL1に置くため安全性の一部をL1に依存しますが、運営者の権限やブリッジの設計など、L2ごとに固有のリスクがあります。
レイヤー2でもガス代はETHで払いますか?
Arbitrum、Optimism、Baseなど多くのイーサリアムL2ではETHで支払います。ただし独自トークンで支払うL2もあるため、使う前に確認しましょう。