出金手数料
別名: 送金手数料 · 引き出し手数料 · withdrawal fee
定義
出金手数料とは、取引所から外部のウォレットや他の取引所へ暗号資産を送るときに差し引かれる手数料で、主にブロックチェーンのネットワーク手数料をまかなうためのものです。
出金手数料の仕組み
取引所から暗号資産を出金すると、取引所はブロックチェーン上で送金を行い、そのガス代などを負担します。出金手数料はこのコストに取引所の設定を加えたもので、多くの場合「0.0002 BTC」「1 USDT」のように固定の枚数で決められています。
同じ通貨でも、どのネットワークで送るかによって手数料は大きく変わります。たとえばUSDTは、イーサリアム(ERC20)、トロン(TRC20)、各種レイヤー2などで送れますが、イーサリアムは混雑時に手数料が高くなりがちです。送金先が対応しているネットワークの中から選ぶ必要があります。
取引所によっては、同じ取引所の利用者同士の内部送金を無料にしていたり、国内取引所では日本円の出金に別途手数料がかかったりします。少額の出金では手数料の割合が大きくなるため、まとめて出金するほうが効率的です。
具体例
あなたが200 USDTを取引所から別の取引所へ送るとします。ERC20での出金手数料が5 USDT、TRC20が1 USDT、あるレイヤー2が0.5 USDTだとすると、受け取れる金額はそれぞれ195 USDT、199 USDT、199.5 USDTです。ERC20を選ぶと手数料は金額の2.5%にもなります。ただし、送金先の取引所がそのレイヤー2での入金に対応していなければ、資金が届かなかったり、取り戻すのに手間がかかったりします。手数料が一番安いネットワークではなく、送金先も対応しているネットワークの中で一番安いものを選ぶのがポイントです。
よくある失敗
- 手数料の安さだけでネットワークを選び、送金先が対応していないチェーンに送ってしまう。
- 少額を何度も出金し、そのたびに固定の手数料を払って割高にしてしまう。
- 出金手数料が差し引かれることを忘れ、受取額が足りずに次の取引ができなくなる。
学んで試す
よくある質問
出金手数料はなぜ取引所ごとに違うのですか?
ネットワーク手数料に加えて、取引所がどのくらいの手数料を設定するかが異なるためです。出金画面にその時点の手数料が表示されるので、送金前に確認してください。
出金手数料を安くする方法はありますか?
送金先が対応している中で手数料の安いネットワークを選ぶ、出金をまとめる、同じ取引所内の送金なら内部送金を使う、といった方法があります。