ウォレットとセキュリティ

秘密鍵(プライベートキー)

別名: プライベートキー · private key · 秘密キー

定義

秘密鍵とは、暗号資産のアドレスから送金するための電子署名を作る秘密の数値で、これを持つ人がそのアドレスの資産を自由に動かせます。

秘密鍵の仕組み

ビットコインやイーサリアムの秘密鍵は、256ビットの巨大な乱数です。ここから公開鍵が計算され、さらにウォレットアドレスが作られます。逆方向の計算、つまりアドレスから秘密鍵を求めることは現実的にできません。

送金するとき、ウォレットは秘密鍵で取引に署名し、ネットワークはその署名が正しいかを公開鍵で検証します。秘密鍵そのものはネットワークに送られません。

暗号資産の世界では「鍵を持つ人が持ち主」です。取引所に預けた資産の秘密鍵は取引所が管理し、自分のウォレットなら自分が管理します。秘密鍵が漏れれば、取り消しや差し戻しはできません。

具体例

256ビットの秘密鍵は、2の256乗、およそ1.16かける10の77乗通りの候補から選ばれます。仮に毎秒1兆個の鍵を試せるコンピューターがあっても、全体のごく一部すら調べ終わりません。ところが、あなたが64桁の16進数で表示された秘密鍵を偽サイトに1回貼り付けるだけで、相手はそのアドレスにある0.8 ETHでも8 ETHでも、すぐに引き出せます。

よくある失敗

  • 秘密鍵をエクスポートして、チャットやメールで送ってしまうこと。
  • 秘密鍵を公開鍵やウォレットアドレスと混同して、他人に見せてしまうこと。
  • 復元手段がシードフレーズなのか秘密鍵なのかを確認せずにウォレットを削除すること。

学んで試す

よくある質問

秘密鍵は変更できますか?

同じアドレスの秘密鍵を変更することはできません。漏洩が疑われるときは、新しいウォレットを作って資産を移すしかありません。

秘密鍵とパスワードは同じものですか?

違います。ウォレットアプリのパスワードは端末上のロックにすぎず、秘密鍵やシードフレーズがあれば別の端末からでも資産を動かせます。