ラップトークン(Wrapped Token)
別名: ラップドトークン · wrapped token · WBTC · WETH
定義
ラップトークンとは、ある暗号資産を別のブロックチェーンや規格で使えるようにするため、元の資産を裏付けとして1対1で発行されたトークンです。
ラップトークンの仕組み
代表例はWBTCで、ビットコインを裏付けにイーサリアム上のERC20トークンとして発行されています。これにより、BTCの価値をイーサリアムのDeFiで使えるようになります。WETHは、ETHをERC20規格に合わせて包んだもので、DEXなどで扱いやすくするために使われます。
ラップトークンの価値は、裏付け資産が実際に保管されていることに依存します。WBTCのように管理者が保管するものは、その管理者の信用やセキュリティに頼ることになります。ブリッジで発行されるものは、ブリッジのコントラクトの安全性に依存します。
同じ銘柄でも、発行元やブリッジが違うと別のトークンになります。取引所に入金する際、対応していない種類のラップトークンを送ると反映されないことがあるため、コントラクトアドレスと対応ネットワークを確認しましょう。
具体例
あなたが0.5 BTCをWBTCに換え、イーサリアムのレンディングで担保にするとします。BTCが6万ドルなら担保価値は3万ドルです。WBTCは裏付けのBTCと1対1で発行されるため、価格は通常BTCとほぼ同じに動きます。ただし、裏付けの管理に問題が生じてWBTCがBTCより2%安く取引されると、担保価値は2万9,400ドルに下がり、BTCの価格が変わっていなくても清算ラインに近づきます。
よくある失敗
- ラップトークンを元の資産とまったく同じリスクだと考えること。
- ブリッジや発行元の異なる同名トークンを区別せず、取引所に送金すること。
- WETHとETHの違いを理解せず、ガス代としてWETHを使おうとすること。
学んで試す
よくある質問
ラップトークンは元の資産に戻せますか?
発行元やブリッジを通じて償還すれば戻せます。WETHはコントラクトでいつでもETHに戻せますが、WBTCなどは発行・償還の手続きや手数料が発生します。
ラップトークンの価格が元の資産とずれることはありますか?
通常はほぼ同じですが、裏付けの管理への不安やブリッジのハッキングがあると、元の資産より安く取引されることがあります。