基礎知識

流通供給量

別名: 流通量 · 循環供給量 · Circulating supply

定義

流通供給量とは、現在市場で自由に取引できる状態にある暗号資産の枚数のことで、ロック中のトークンやまだ発行されていない分は含まれません。

流通供給量の仕組み

暗号資産の供給量には主に3種類あります。今取引できる「流通供給量」、発行済みの全量である「総供給量」、将来分も含めた発行上限の「最大供給量」です。時価総額の計算には流通供給量が使われます。

流通供給量は時間とともに変わります。新規発行(マイニング報酬やステーキング報酬)やアンロックで増え、トークンバーン(焼却)で減ることがあります。ビットコインは新規発行によって少しずつ増え、最大供給量の2100万枚に近づいていきます。

どのトークンを「流通」に含めるかは、データサイトやプロジェクトによって判断が分かれます。財団や取引所が保有する分の扱いが違えば、流通量も時価総額も変わります。公式のトークノミクス資料とデータサイトの数字を見比べる習慣をつけましょう。

具体例

例えば、総供給量10億枚のトークンで、流通供給量が3億枚、毎月2,000万枚がアンロックされる計画だとします。1年後には流通量が3億 + 2,000万 × 12 = 5.4億枚になり、80%増えます。価格が1ドルのままなら時価総額は3億ドルから5.4億ドルに増えますが、実際には増えた供給を吸収するだけの需要が必要です。

よくある失敗

  • 流通供給量と最大供給量を混同し、時価総額を誤って計算すること。
  • 流通量が今後どれだけ増えるかを確認せずに保有を続けること。
  • データサイトごとの流通量の違いを、どちらかが間違っていると決めつけること。

学んで試す

よくある質問

流通供給量と総供給量の違いは何ですか?

総供給量は発行済みの全量で、ロック中のトークンも含みます。流通供給量は、そのうち市場で自由に取引できる分だけを指します。

流通供給量が増えると価格は下がりますか?

需要が変わらなければ下押し圧力になりやすいですが、必ず下がるとは限りません。需要の伸び方によって結果は変わります。