ウォレットとセキュリティ

ハードウェアウォレット

別名: hardware wallet · ハードウォレット · HW

定義

ハードウェアウォレットとは、秘密鍵を専用の小型デバイス内に保管し、送金の署名を端末の中だけで行う物理的な暗号資産ウォレットです。

ハードウェアウォレットの仕組み

LedgerやTrezorなどが代表的な製品です。パソコンやスマホにつないでも秘密鍵は外に出ず、取引内容をデバイスの画面で確認して物理ボタンで承認する仕組みになっています。

パソコンがマルウェアに感染していても、デバイス上で承認しない限り送金されない点が大きな強みです。ただし、画面の送金先や承認内容をよく読まずにボタンを押せば、詐欺の取引にも署名できてしまいます。

購入は公式サイトか正規販売店に限りましょう。初期設定時にデバイス自身がシードフレーズを生成するのが正常で、最初からシードフレーズが書かれたカードが同梱されていたら不正品を疑うべきです。

具体例

あなたが3 ETHを友人に送るとします。パソコンのウォレット画面で送金を作成すると、ハードウェアウォレットの画面に送金先アドレスと3 ETHという金額が表示されます。アドレスの先頭6文字と末尾6文字が友人から受け取ったものと一致するかを確認し、合っていればボタンで承認します。もしマルウェアがアドレスを書き換えていれば、ここで不一致に気付けます。

よくある失敗

  • フリマアプリなどで中古や開封済みの製品を購入すること。
  • デバイスの画面を確認せず、パソコン側の表示だけを信じて承認すること。
  • シードフレーズを入力するよう求める偽の「ファームウェア更新」サイトに従うこと。

学んで試す

よくある質問

ハードウェアウォレットが壊れたら資産は失われますか?

シードフレーズがあれば、新しいデバイスや対応ウォレットで復元できます。資産はブロックチェーン上にあり、デバイスは鍵を守る道具にすぎません。

ハードウェアウォレットのメーカーが倒産したらどうなりますか?

多くの製品は業界標準のシードフレーズ方式を採用しているため、他の対応ウォレットで復元できるのが一般的です。購入前に対応規格を確認しておくと安心です。