コンバート(簡単交換)
別名: Convert · 簡単交換 · 販売所 · インスタントスワップ
定義
コンバートとは、取引所が提示した価格で、板を使わずにある暗号資産を別の暗号資産やステーブルコインにワンタップで交換できる機能のことです。
コンバートの仕組み
海外取引所では「Convert」や「簡単交換」、日本の取引所では「販売所」がこれに近い仕組みです。交換する数量を入力すると、取引所が数秒間有効な価格を提示し、確定ボタンを押すとその価格で交換されます。注文方法や板の読み方を知らなくても使えるのが利点です。
多くの場合、明示的な手数料は無料と表示されますが、提示価格には取引所の取り分(スプレッド)が含まれています。板で成行注文を出す場合と比べて、実質的なコストが高くなることがあります。
少額をすぐに交換したいときや、板の薄いマイナー銘柄を交換したいときには便利です。一方、金額が大きい場合は、板取引(取引所)で指値注文を使うほうがコストを抑えられることが多いので、両方の価格を見比べる習慣をつけましょう。
具体例
あなたが0.5 ETHをUSDTに換えたいとします。板の最良買い価格が3,000 USDTなら、成行で売ると約1,500 USDTを受け取れ、取引手数料0.1%を引くと約1,498.5 USDTです。一方、コンバートでは手数料無料と表示されますが、提示価格が2,985 USDTだったとすると、受け取れるのは1,492.5 USDTで、差は約6 USDTです。0.5 ETH程度なら大きな差ではありませんが、10 ETHを交換すると約120 USDTの差になります。数字は説明用で、実際のスプレッドは取引所や時間帯によって変わります。
よくある失敗
- 「手数料無料」という表示だけを見て、スプレッドに含まれるコストに気づかない。
- 大きな金額を毎回コンバートで交換し、板取引との差額を積み重ねてしまう。
- 提示価格の有効時間が切れて再提示された価格を確認せずに確定する。
学んで試す
よくある質問
コンバートと現物取引はどちらが安いですか?
一般的には、板を使った現物取引のほうがコストを抑えやすいです。ただし板の薄い銘柄や少額の場合は、コンバートの方が手軽で差も小さいことがあります。
コンバートの手数料はどこにかかっていますか?
多くの場合、別途の手数料ではなく、提示される交換レートの中にスプレッドとして含まれています。板の価格と比べることで、実質的なコストがわかります。