取引

スプレッド(売買価格差)

別名: スプレッド · ビッドアスクスプレッド · Bid-ask spread

定義

スプレッドとは、板の最良買い気配(ビッド)と最良売り気配(アスク)の価格差のことで、売買のたびに実質的にかかるコストの一つです。

スプレッドの仕組み

例えば、最良買い気配が99.9、最良売り気配が100.1なら、スプレッドは0.2です。すぐに買うと100.1で買い、すぐに売ると99.9で売ることになるため、買ってすぐに売るだけでスプレッドの分だけ損をします。

出来高が多く板の厚い主要ペアではスプレッドが狭く、小型銘柄、取引の少ない時間帯、相場の急変時には広がりやすくなります。マーケットメイカーと呼ばれる業者が売りと買いの両方に注文を出すことで、スプレッドを狭く保つ役割を担っています。

日本の取引所の「販売所」では、表示される買値と売値の差がスプレッドで、取引手数料が無料でも実質的なコストはスプレッドに含まれています。販売所のスプレッドは板取引より広いことが多いため、両方の価格を比べてから売買しましょう。

具体例

例えば、販売所でビットコインの買値が1,020万円、売値が980万円と表示されていたとします。スプレッドは40万円で、中間価格の1,000万円に対して約4%です。この状態で10万円分を買ってすぐに売ると、約3,900円の損失になります。同じ時間に板取引のスプレッドが1万円(0.1%)なら、コストは約100円で済みます。

よくある失敗

  • 「手数料無料」という表示だけを見て、販売所のスプレッドを見落とすこと。
  • 相場の急変でスプレッドが広がった状態のまま成行注文を出すこと。
  • 板の中間価格を自分の約定価格だと思い込むこと。

学んで試す

よくある質問

スプレッドはなぜ広がるのですか?

注文が少ないときや、値動きが激しくマーケットメイカーが注文を減らしたときに、最良の買値と売値の差が開きやすくなります。

スプレッドのコストを抑えるにはどうすればいいですか?

出来高の多いペアを選ぶ、販売所より板取引を使う、指値注文で自分の価格を指定するといった方法があります。