基礎知識

レイヤー1(L1)

別名: L1 · Layer 1

定義

レイヤー1(L1)とは、ビットコイン、イーサリアム、ソラナのように、独自のネットワークで取引の検証と記録を完結させる基盤となるブロックチェーンのことです。

レイヤー1の仕組み

レイヤー1は、自前のコンセンサスの仕組み(PoWやPoSなど)とネイティブコインを持ち、取引の最終的な確定をそのチェーン自身で行います。その上に構築され、処理の一部を外に出して手数料を下げる仕組みがレイヤー2です。

ブロックチェーンには、分散性・安全性・処理能力の3つを同時に高めるのが難しいという「トリレンマ」があるとよく言われます。L1ごとに設計の優先順位が異なり、ブロック生成の速さ、手数料の水準、ノードの運営に必要な機材も大きく違います。

取引所で入出金するとき、同じ資産でも複数のL1に対応していることがあります。例えばUSDTはイーサリアム、トロン、ソラナなどで発行されているため、送金元と送金先のネットワークを必ず一致させる必要があります。

具体例

例えば、ある取引所からUSDTを出金するとき、イーサリアム(ERC-20)の出金手数料が3 USDT、トロン(TRC-20)が1 USDTだとします。100 USDTを送るなら、手数料はそれぞれ3%と1%です。ただし、受取側がトロンに対応していなければTRC-20で送った資産は届かないため、安さだけでネットワークを選ぶことはできません。

よくある失敗

  • 手数料の安さだけでネットワークを選び、受取側が対応していないチェーンに送ること。
  • 公表されている処理速度の数字だけでL1の優劣を判断すること。
  • L1のネイティブコインを持たずに、そのチェーン上で取引しようとすること。

学んで試す

よくある質問

レイヤー1とレイヤー2の違いは何ですか?

L1は取引を自ら検証・確定する基盤チェーンで、L2はL1の上で取引をまとめて処理し、その結果をL1に記録して手数料を下げる仕組みです。

代表的なレイヤー1には何がありますか?

ビットコイン、イーサリアム、ソラナ、BNBチェーン、アバランチなどがあります。