ロングショート比率
別名: ロング・ショート比率 · LSレシオ · ロングショートレシオ · long/short ratio
定義
ロングショート比率とは、先物市場でロング(買い)を持っている口座やポジションと、ショート(売り)を持っているものの割合を比べた指標で、市場参加者の偏りを見るのに使われます。
ロングショート比率の仕組み
ロングショート比率は、ロングの量をショートの量で割った値で表します。1より大きければロングが多く、1より小さければショートが多い状態です。取引所によって、口座数で数えるもの、ポジション量で数えるもの、上位トレーダーだけを対象にしたものなど、いくつかの種類があります。
注意したいのは、先物市場全体ではロングとショートの量は常に等しいという点です。建玉の1枚には必ず買い手と売り手がいます。そのため比率が2.0でも、それは「ロングを持つ口座の数がショートの2倍」という意味で、少数の大口がショートを持っている可能性があります。
比率が極端に偏ると、逆方向への急変が起きやすいと考える人もいます。例えばロングが多すぎると、下落時にロングの清算が連鎖しやすくなります。ただし比率だけで価格の方向は決まらないため、資金調達率や建玉とあわせて見るのが一般的です。
具体例
ある取引所のBTC先物で、口座ベースのロングショート比率が2.0だとします。ロングの口座が全体の約66.7%、ショートの口座が約33.3%という意味です。一方、同じ時点のポジション量ベースの比率が0.9なら、ショート側の口座は数が少なくても1口座あたりの量が大きいと読めます。口座数では強気が多く見えても、資金の量ではショートがやや上回っていることになります。
よくある失敗
- 口座ベースの比率を、市場全体のロングとショートの量の比だと誤解する。
- 比率が高いから必ず下がる、低いから必ず上がると決めつけて逆張りする。
- 取引所ごとに計算方法が違う比率を、そのまま比べる。
学んで試す
よくある質問
ロングショート比率が高いとどういう意味ですか?
ロングを持っている口座やポジションが多いという意味です。偏りが強いと、反対方向への急変時に清算が連鎖しやすくなると考えられています。
ロングとショートの量は本当は同じなのですか?
先物の建玉では、ロング1枚に対して必ずショート1枚があるため、量の合計は同じです。比率は口座数や一部のトレーダーの偏りを表しています。