建玉(未決済建玉・オープンインタレスト)
別名: 未決済建玉 · オープンインタレスト · OI · open interest
定義
建玉(オープンインタレスト)とは、先物やオプションで、まだ決済されずに残っている契約の総数(または総額)のことで、市場にどれだけの資金がポジションとして入っているかを示します。
建玉の仕組み
先物の契約には必ず買い手と売り手がいるため、ロング1枚にはショート1枚が対応します。建玉は、そのペアの数を数えたものです。新規の買い手と新規の売り手が約定すれば建玉は増え、両者がともに決済すれば減ります。一方が新規で他方が決済なら、持ち主が入れ替わるだけで建玉は変わりません。
取引量は一定期間の売買の量を表し、建玉はある時点で残っているポジションの量を表します。価格の上昇とともに建玉が増えていれば、新しい資金がポジションを建てていると読めます。価格が上がっているのに建玉が減っていれば、ショートの買い戻し(決済)が中心と読めます。
建玉が急に大きく膨らんだ状態は、レバレッジがかかったポジションが多いことを意味し、急変時に大量の清算が起きやすくなります。建玉は取引所ごとの値と、複数取引所の合計値があり、枚数ベースとドル建てで表示が違うため、比べるときは単位をそろえてください。
具体例
ある時点でBTC無期限先物の建玉が50,000 BTCだとします。新規にロングしたい人Aと新規にショートしたい人Bが1 BTC分約定すると、建玉は50,001 BTCになります。その後、Aが持っていたロングを、新規にロングしたい人Cに売って決済すれば、建玉は50,001 BTCのままです。最後にCとBがともに決済すれば、建玉は50,000 BTCに戻ります。
よくある失敗
- 建玉と取引量を同じものだと考え、取引が多い日は建玉も多いと思い込む。
- 建玉が増えたことだけで、価格が上がると判断する。
- 枚数ベースの建玉とドル建ての建玉を比べ、価格変動による見かけの増減を誤解する。
学んで試す
よくある質問
建玉が増えると価格は上がりますか?
建玉の増加はロングとショートの両方が同時に増えていることを示すだけで、価格の方向は決まりません。価格の動きとあわせて読む必要があります。
建玉と取引量の違いは何ですか?
取引量は一定期間に売買された量、建玉はある時点で決済されずに残っているポジションの量です。