トークン化資産

トークン化国債

別名: トークン化米国債 · オンチェーン国債 · tokenized treasuries

定義

トークン化国債とは、米国債などの国債や、国債で運用するファンドの持分をブロックチェーン上のトークンとして発行し、その利回りをオンチェーンで受け取れるようにしたものです。

トークン化国債の仕組み

代表例には、BlackRockのBUIDLや、Ondo FinanceのOUSGやUSDYなどがあります。発行体は短期の米国債やそれに準じる資産で運用し、利回りはトークンの価格上昇や追加トークンの配布という形で保有者に還元されます。

ステーブルコインの多くは利息を保有者に払いませんが、トークン化国債は国債の利回りに近い収益を得られる点が特徴です。そのため、暗号資産の企業やDAOの余剰資金の運用先として、またDeFiでの担保として使われるようになっています。

注意点は、多くの商品が適格投資家や特定の地域の居住者向けに限定され、購入や償還にKYCが必要なことです。利回りは金利の水準に連動して変わり、償還の受付時間や最低金額などの条件も商品ごとに異なります。

具体例

あるトークン化国債の価格が1トークン=1.00ドルで始まり、運用資産の利回りが年4.5%、運用手数料が年0.15%だとします。あなたが10,000ドル分、つまり10,000トークンを1年間保有すると、手数料を引いた実質利回りは約4.35%で、トークンの価格は約1.0435ドルに上がり、評価額は約10,435ドルになります。同じ10,000ドルを利息のつかないステーブルコインで持っていれば10,000ドルのままです。ただし金利が下がれば利回りも下がり、償還に1営業日以上かかる商品もあります。

よくある失敗

  • トークン化国債をステーブルコインと同じように、誰でもすぐに買えて1ドルで固定されていると考える。
  • 利回りが固定だと思い込み、金利の変動で収益が変わることを見落とす。
  • 償還の受付時間や最低金額を確認せず、急な換金ができずに困る。

学んで試す

よくある質問

トークン化国債は誰でも買えますか?

多くの商品は、本人確認を済ませた適格投資家や特定の地域の居住者に限定されています。一部には比較的広く購入できる商品もありますが、条件は発行体ごとに確認が必要です。

トークン化国債とステーブルコインの違いは何ですか?

どちらも国債などを裏付けにすることがありますが、一般的なステーブルコインは利息を保有者に払いません。トークン化国債は国債の利回りを保有者に還元する点が違います。