ステーブルコイン
別名: stablecoin · ステーブル · 米ドル連動通貨
定義
ステーブルコインとは、米ドルなどの法定通貨や他の資産に価格が連動するよう設計された暗号資産で、価格変動を抑えて決済や取引の基軸に使われます。
ステーブルコインの仕組み
主な種類は3つあります。現金や短期国債などを裏付けにする法定通貨担保型(USDT、USDCなど)、暗号資産を過剰担保にする暗号資産担保型(DAIなど)、デリバティブなどの仕組みで価格を安定させる合成ドル型です。
取引所では、BTC/USDTのように取引の基軸通貨として広く使われています。価格変動の大きい暗号資産から一時的に避難したり、取引所間で資金を移したりするのにも便利です。
ただし「ステーブル」でも価格が常に1ドルとは限りません。発行体の裏付け資産に不安が生じたり、仕組みが崩れたりすると、連動が外れるデペッグが起こります。規制も国によって異なり、EUのMiCAでは2024年6月30日からステーブルコイン発行者に関するルールが適用されています。日本でも資金決済法で電子決済手段として位置づけられています。
具体例
あなたがBTCを1,000万円分持っていて、相場の変動が大きいと感じ、BTCを売って約6万5,000 USDTに換えたとします(1ドル約154円と仮定)。その後BTCが20%下落しても、USDTの価値はドル建てで約6万5,000ドルのままです。ただし円建てでは為替が影響し、1ドルが144円になれば約936万円となり、BTCの下落は避けられても為替で約6.5%減ります。
よくある失敗
- ステーブルコインはどれも同じで、発行体や仕組みの違いを気にしないこと。
- ドル連動のステーブルコインなら円建てでも価値が変わらないと考えること。
- 送金時に、発行されているネットワークの違いを確認しないこと。
学んで試す
よくある質問
ステーブルコインは本当に1ドルの価値がありますか?
設計上は1ドル前後で取引されるようになっていますが、保証されているわけではありません。裏付け資産や償還の仕組みへの信頼が崩れると、1ドルを下回ることがあります。
ステーブルコインにはどんな種類がありますか?
法定通貨担保型、暗号資産担保型、合成ドル型などがあります。米ドル連動が中心ですが、ユーロや円に連動するものもあります。