取引

取引量(出来高)

別名: 出来高 · 売買高 · ボリューム · trading volume

定義

取引量(出来高)とは、一定期間に実際に売買が成立した暗号資産の数量や金額の合計のことで、一般には24時間の値が使われます。

取引量の仕組み

取引量は、市場でどれだけ活発に売買が行われているかを示す数字です。取引所やデータサイトでは「24時間取引量」として、枚数ベースまたはUSDや円などの金額ベースで表示されるのが一般的です。チャート下部の棒グラフも、各ローソク足の期間中の出来高を表しています。

トレーダーが取引量を見る理由は、価格の動きにどれだけの参加者が伴っているかを知るためです。出来高を伴って節目を抜けた動きは注目されやすく、出来高の少ない値動きは続きにくいと見られることがあります。ただしこれは傾向であって、必ずそうなるわけではありません。

注意点として、取引量は取引所の自己申告であり、一部の取引所では見せかけの売買で水増しされてきた歴史があります。また、現物の取引量と先物の取引量は別物です。先物はレバレッジを使うため取引量が膨らみやすく、建玉(未決済建玉)とあわせて読む必要があります。

具体例

あるトークンの価格が1日中2.50 USDT前後で、24時間に400万枚が売買されたとします。金額ベースの取引量は約2.5×400万=1,000万 USDTです。翌日に価格が2.80 USDTまで上がり、出来高が1,200万枚に増えれば、前日の3倍の参加者が動いたことになります。一方、出来高が100万枚のまま2.80 USDTまで上がった場合は、少ない売買で価格が動いたと読めます。

よくある失敗

  • 取引所が表示する取引量をそのまま信用し、板の厚みや他の取引所との比較をしない。
  • 現物と先物の取引量を混同し、先物の巨大な数字を現物の需要だと考える。
  • 出来高が増えたことだけを見て、価格が上がるか下がるかまで判断できると思う。

学んで試す

よくある質問

取引量と時価総額の違いは何ですか?

時価総額は価格と流通量を掛けた、その時点の規模です。取引量は一定期間に実際に売買された量で、市場の活発さを表します。

取引量が多いほど安全な銘柄ですか?

取引量が多いと売買しやすい傾向はありますが、安全性を示すものではありません。水増しされた取引量もあるため、板の厚みもあわせて確認してください。