取引

流動性(リクイディティ)

別名: リクイディティ · liquidity

定義

流動性とは、ある暗号資産を価格を大きく動かさずに、すぐ売買できる度合いのことで、板の厚みやスプレッドの狭さで判断します。

流動性の仕組み

流動性が高い銘柄では、買いたい人と売りたい人が常に大勢いるため、まとまった数量でも想定に近い価格で約定します。逆に流動性が低い銘柄では、少し大きな注文を出しただけで板を何段も食い、平均約定価格が不利になります。これがスリッページです。

流動性を測る目安は主に3つあります。最良の買い気配と売り気配の差であるスプレッド、各価格帯に並んでいる注文量である板の厚み、そして取引量です。ただし取引量は水増しされることもあるため、板の厚みとスプレッドを合わせて見るのが確実です。

同じ銘柄でも、取引所や通貨ペア、時間帯によって流動性は変わります。BTCやETHの主要ペアは一般に厚く、上場したばかりのトークンや小型銘柄は薄くなりがちです。分散型取引所では板の代わりに流動性プールの規模が流動性を決めます。

具体例

ある小型トークンが1.00 USDTで取引されていて、売り板に1.00で2,000枚、1.02で3,000枚、1.05で5,000枚が並んでいるとします。10,000枚を成行で買うと、支払いは2,000+3,060+5,250=10,310 USDTで、平均約定価格は約1.031 USDTです。表示価格より約3.1%高く買ったことになります。厚い板なら同じ注文でもほぼ1.00付近で約定します。

よくある失敗

  • チャートの価格だけを見て、板の厚みを確認せずに大きな成行注文を出してしまう。
  • 取引量が多いから流動性も高いと判断し、スプレッドや板の薄さを見落とす。
  • 週末や深夜など参加者が少ない時間帯でも、日中と同じ流動性があると考える。

学んで試す

よくある質問

流動性が低いと何が問題ですか?

注文が想定より不利な価格で約定しやすく、売りたいときにすぐ売れないことがあります。急変時には価格が大きく飛ぶこともあります。

流動性はどこで確認できますか?

取引画面の板とスプレッドで確認できます。注文したい数量を約定させるのに板を何段食うかを見ると、実際のコストがわかります。