ノンカストディアルウォレット(セルフカストディ)
別名: セルフカストディウォレット · 自己管理型ウォレット · non-custodial wallet
定義
ノンカストディアルウォレットとは、秘密鍵やシードフレーズを取引所などの第三者ではなく、利用者自身が管理する暗号資産ウォレットのことです。
ノンカストディアルウォレットの仕組み
取引所の口座に置いた暗号資産は、実際には取引所が秘密鍵を管理しています。これをカストディアル(預託型)と呼びます。一方、MetaMask、Phantom、ハードウェアウォレットなどのノンカストディアルウォレットでは、送金に必要な秘密鍵をあなた自身が持ちます。
最大の利点は、取引所の破綻や出金停止の影響を直接受けないことです。DeFiやNFTのように、ウォレットを接続して使うサービスにもそのまま利用できます。
その代わり、責任もすべて自分にあります。シードフレーズを紛失すると誰も復旧できず、盗まれれば資産はすぐに移されてしまいます。パスワードの再設定やサポート窓口による救済はありません。
具体例
たとえば取引所で0.5 ETHを買い、手数料0.002 ETHを払って自分のウォレットへ出金したとします。届くのは0.498 ETHで、この時点から管理者はあなたです。スマホを紛失しても、紙に書いた12語のシードフレーズがあれば新しい端末で同じ0.498 ETHを復元できます。逆に12語を失えば、残高はブロックチェーン上に残っていても動かせなくなります。
よくある失敗
- シードフレーズをスマホのスクリーンショットやクラウドメモに保存してしまうこと。
- ウォレットアプリの「サポート担当」を名乗る相手にシードフレーズを伝えてしまうこと。
- 復元テストをしないまま大きな金額を入れてしまうこと。
学んで試す
よくある質問
取引所に置いておくのとどちらが安全ですか?
リスクの種類が異なります。取引所は運営リスク、ノンカストディアルは自己管理ミスや詐欺のリスクを負います。金額や使い方に応じて使い分ける人が多いです。
ノンカストディアルウォレットは無料で使えますか?
多くのソフトウェアウォレットは無料です。ただし送金やDeFi利用時には、ブロックチェーンのガス代が別途かかります。