取引

OCO注文

別名: OCO · One Cancels the Other

定義

OCO注文とは、2つの注文を同時に出し、どちらか一方が約定するともう一方が自動的に取り消される注文方法です。

OCO注文の仕組み

OCOは「One Cancels the Other(一方が他方を取り消す)」の略です。典型的な使い方は、保有中のポジションに対して、上に利益確定の指値、下に損切りの逆指値を同時に置くことです。価格がどちらかに達すれば決済され、残った注文は自動で消えます。

利点は、注文の消し忘れを防げることです。利確と損切りを別々に出すと、片方が約定した後にもう片方が残り、意図しない新規ポジションを持ってしまうおそれがあります。OCOならこの問題が起きません。上抜けたら買う、下抜けたら売るといった、ブレイクアウト狙いの使い方もできます。

注意点として、OCOの損切り側はストップリミット形式になっている取引所が多く、急変時に約定しないことがあります。また、OCOで出す2つの注文は同じ数量を対象にするのが一般的です。新規注文が約定したら決済注文を出すIFDや、IFDとOCOを組み合わせたIFDOCOも、日本の取引所でよく使われます。

具体例

例えば、XRPを0.60ドルで1,000枚保有しているとします。OCOで「0.69ドルで売る指値」と「0.56ドルで発動する売りのストップ」を設定すると、上なら1,000 × 0.09 = 90ドルの利益、下なら1,000 × 0.04 = 40ドルの損失(約定価格のずれと手数料を除く)で決済されます。0.69ドルで売れた時点で、ストップ注文は自動で取り消されます。

よくある失敗

  • OCOの損切り側がストップリミットであることを知らず、急落時に約定しないこと。
  • 利確と損切りを別々の注文で出し、片方の約定後にもう片方を取り消し忘れること。
  • 保有数量より多い数量でOCOを設定しようとして、注文が通らない理由が分からないこと。

学んで試す

よくある質問

OCOとIFDOCOの違いは何ですか?

OCOは2つの決済注文を同時に出す方法です。IFDOCOは、新規注文が約定したら自動的にOCOの決済注文が有効になる、エントリーから決済までを一度に設定する方法です。

OCO注文はどの取引所でも使えますか?

多くの大手取引所で使えますが、対応する商品や注文画面での名称は取引所ごとに異なります。