取引

ストップリミット注文

別名: ストップリミット · ストップ指値 · Stop-limit

定義

ストップリミット注文とは、価格がトリガー価格(ストップ価格)に達したときに、あらかじめ指定した価格で指値注文を自動発注する注文方法です。

ストップリミット注文の仕組み

設定する価格は2つあります。注文を発動させる「ストップ価格」と、実際に出す指値の「リミット価格」です。損切りで使う場合は、ストップ価格を95、リミット価格を94.5のように、少し不利な側に余裕を持たせて設定するのが一般的です。

ストップ成行注文(ストップマーケット)との違いは約定価格の扱いです。ストップ成行はトリガー後に成行で発注されるため約定はほぼ確実ですが、価格がずれることがあります。ストップリミットは指定価格より不利には約定しない代わりに、価格が一気にリミット価格を飛び越えると約定しないことがあります。

そのため損切りで使う場合は、約定しないリスクの方が大きな問題になり得ます。値動きの激しい銘柄やレバレッジ取引では、ストップ価格とリミット価格の間を十分に空けるか、ストップ成行を使うかを検討しましょう。高値を上抜けたら買うといったエントリーにも使えます。

具体例

例えば、ETHを3,000ドルで1 ETH保有し、ストップ価格2,850ドル、リミット価格2,840ドルの売り注文を設定したとします。価格がゆっくり下がれば2,840〜2,850ドル付近で売れ、損失は約150〜160ドルです。しかし悪材料で2,850ドルから一気に2,780ドルまで下落すると、2,840ドルの売り指値は約定せず、損失は220ドル以上に広がり、さらに下がり続ける可能性もあります。

よくある失敗

  • ストップ価格とリミット価格を同じ値にして、急落時に約定しにくい状態を作ること。
  • 売りのストップリミットで、リミット価格をストップ価格より上に設定してしまうこと。
  • 発動したのに約定していない指値注文が板に残っていることに気づかないこと。

学んで試す

よくある質問

ストップリミットとストップ成行はどちらを使うべきですか?

確実に決済したい損切りではストップ成行、約定価格を優先したい場合はストップリミットが向いています。値動きや流動性に応じて選びます。

逆指値とストップリミットは同じですか?

逆指値は、価格が条件に達したら注文を出す仕組みの総称です。ストップリミットは、その発注を指値で行う形式です。呼び方は取引所ごとに異なります。