先物・証拠金

オプション取引(暗号資産オプション)

別名: オプション · コールオプション · プットオプション · options

定義

オプション取引とは、ある資産を将来の決められた日に、決められた価格(権利行使価格)で買う権利(コール)または売る権利(プット)を売買する取引です。

オプション取引の仕組み

オプションの買い手は、プレミアムと呼ばれる代金を払って権利を手に入れます。満期に有利なら権利を行使し、不利なら放棄できるため、買い手の最大損失は支払ったプレミアムに限られます。反対に売り手はプレミアムを受け取る代わりに、相場が大きく動いたときに支払う義務を負い、損失が大きくなる可能性があります。

コールは価格の上昇、プットは価格の下落で価値が上がります。現物を持っている人がプットを買えば値下がりに備えるヘッジになり、上昇時の利益はそのまま残せます。オプションの価格は、原資産の価格、権利行使価格、満期までの期間、そしてボラティリティ(価格変動の大きさの予想)によって決まります。

暗号資産オプションは、Deribitが大きなシェアを持つほか、OKX、Bybit、Binanceなども提供しています。暗号資産取引所の多くは満期日にだけ行使できるヨーロピアン型で、差金決済です。取引所の「デュアル投資」などの商品も、内部ではオプションの売りを組み込んでいることがあります。

具体例

BTCが62,000 USDTのとき、権利行使価格65,000 USDT、満期1か月のコールオプションを1 BTC分、プレミアム1,500 USDTで買ったとします。満期にBTCが70,000 USDTなら、価値は70,000−65,000=5,000 USDTで、プレミアムを引いた利益は3,500 USDTです。損益分岐点は65,000+1,500=66,500 USDTです。満期にBTCが65,000 USDT以下なら権利は無価値になり、損失は1,500 USDTで止まります。

よくある失敗

  • オプションの売り手も買い手と同じく損失が限定されていると思い込む。
  • 価格が予想どおりの方向に動いても、満期までに十分動かなければプレミアム分だけ損をすることを見落とす。
  • ボラティリティの低下でオプションの価格が下がり、相場が動かなくても損失が出ることを知らない。

学んで試す

よくある質問

コールとプットの違いは何ですか?

コールは決められた価格で買う権利、プットは決められた価格で売る権利です。コールは上昇時、プットは下落時に価値が上がります。

オプションの買い手の最大損失はいくらですか?

支払ったプレミアムが最大損失です。売り手は受け取ったプレミアムを上回る損失が出る可能性があります。