ウォレットとセキュリティ

豚の屠殺詐欺(ピッグブッチャリング)

別名: ピッグブッチャリング詐欺 · ロマンス投資詐欺 · pig butchering · 殺猪盤

定義

豚の屠殺詐欺とは、SNSやマッチングアプリで時間をかけて信頼関係を築いた後、偽の投資サイトやアプリに暗号資産を送金させてだまし取る詐欺です。

豚の屠殺詐欺の仕組み

名前は「豚を太らせてから屠る」という比喩に由来します。犯人は間違い電話やSNSのメッセージ、マッチングアプリで近づき、数週間から数か月かけて友人や恋人として信頼を得ます。

その後「自分は暗号資産で稼いでいる」と話し、特定の投資サイトやアプリを勧めます。最初は少額の出金を認めて利益が出ているように見せ、追加入金を促します。画面上の残高は作られた数字にすぎません。

大きな金額を出金しようとすると、「税金」「手数料」「保証金」などの名目でさらに送金を求められます。払っても出金はできません。会ったことのない相手が勧める投資先は、どれだけ親しくても疑ってください。

具体例

ある人が知り合ったばかりの相手に勧められ、聞いたことのない取引サイトに10万円分のUSDTを入金したとします。数日で残高が13万円に増え、試しに2万円を出金すると実際に届きました。安心して200万円を追加入金し、残高が300万円になったところで出金を申請すると、「税金として残高の20%、60万円を先に払う必要がある」と言われます。この時点で、入金した210万円はすでに取り戻せない状態です。

よくある失敗

  • 少額の出金ができたことを、サイトが本物である証拠だと考えること。
  • 出金のための「税金」や「保証金」を追加で送金してしまうこと。
  • 相手から勧められたアプリやリンクを、公式ストアや金融当局の登録で確認しないこと。

学んで試す

よくある質問

被害に遭ったらまず何をすべきですか?

それ以上送金せず、相手とのやり取り、送金記録、TxIDを保存し、警察や消費生活センターなどの相談窓口に連絡してください。「資金を取り戻せる」とうたう業者は二次被害の詐欺であることが多いです。

どうすれば詐欺サイトだと見分けられますか?

金融当局への登録の有無、公式アプリストアでの配信、運営会社の実在性を確認します。会ったことのない人が勧める投資先という時点で、強く疑うべきです。