先物・証拠金

証拠金取引(マージン取引)

別名: マージン取引 · 信用取引 · レバレッジ取引 · margin trading

定義

証拠金取引(マージン取引)とは、証拠金を担保として取引所から資金や暗号資産を借り、手持ちの資金より大きな金額で売買する取引方法です。

証拠金取引の仕組み

暗号資産の証拠金取引には、現物マージン取引と先物取引の2つの形があります。現物マージン取引では、USDTなどを借りて実際にコインを買ったり、コインを借りて売ったりします。借りた分には時間に応じた利息がかかります。先物では借り入れの形はとらず、契約に対して証拠金を差し入れる形でレバレッジをかけます。

どちらの形でも、損失が膨らんで担保の価値が一定水準を下回ると、取引所はポジションを強制的に決済します。これが強制ロスカット(清算)です。担保をポジションごとに分けて管理する分離マージンと、口座全体で共有するクロスマージンの選び方によって、清算されたときに失う範囲が変わります。

日本国内では、暗号資産の証拠金取引は金融商品取引法の対象で、個人のレバレッジ上限は2倍です。海外の取引所では条件が大きく異なるため、借入金利、最大倍率、清算の基準を取引所ごとに確認してください。

具体例

現物マージン取引で、自己資金2,000 USDTに加えて2,000 USDTを借り、合計4,000 USDTでETHを2,500 USDTの価格で1.6枚買ったとします(2倍)。ETHが2,750 USDTに10%上がれば、4,400 USDTで売って借入を返すと手元は2,400 USDTで、利益は400 USDT(20%)です。借入利息が日0.02%なら、10日で約4 USDTが差し引かれます。10%下がれば損失も400 USDTです。

よくある失敗

  • 現物マージンで借りた資金の利息が、保有している間ずっとかかり続けることを忘れる。
  • 証拠金取引の損失は証拠金の範囲内で必ず収まると思い込む。
  • クロスマージンで取引して、1つのポジションの損失が口座全体の清算につながる可能性を見落とす。

学んで試す

よくある質問

証拠金取引と現物取引の違いは何ですか?

現物取引は自己資金の範囲で売買しますが、証拠金取引は担保を差し入れて資金を借り、より大きな金額を取引します。利益も損失も大きくなり、清算のリスクがあります。

証拠金取引で借りた資金に利息はかかりますか?

現物マージン取引では借入額と期間に応じて利息がかかります。先物では利息の代わりに資金調達率などの仕組みがあります。