取引所の機能

統合取引口座(UTA)

別名: ユニファイドトレーディングアカウント · UTA · 統合アカウント · 統一口座

定義

統合取引口座(UTA)とは、現物、先物、オプションなどの取引を1つの口座でまとめて行い、口座内の資産全体を証拠金として共有できる取引所の口座形態です。

統合取引口座の仕組み

従来の取引所では、現物口座、先物口座などが分かれていて、取引のたびに資金を振り替える必要がありました。統合取引口座では、保有しているUSDT、BTC、ETHなどを一括で管理し、それぞれの資産に一定の掛け目をかけた価値を証拠金として使えます。BybitやOKXなどが統合型の口座を提供しています。

メリットは資金効率です。現物で持っているBTCを先物の証拠金に使えたり、あるポジションの含み益で別のポジションの証拠金を補えたりします。上級者向けには、ポジション全体のリスクで証拠金を計算するポートフォリオマージンが用意されていることもあります。

反面、口座全体がつながっているため、1つのポジションの損失が口座内の他の資産にも影響します。分離マージン(アイソレーテッド)で管理したい取引は、別のサブアカウントに分けるなどの工夫が必要です。資産ごとの掛け目や清算のルールは取引所によって異なります。

具体例

あなたの統合取引口座に、0.1 BTC(BTC=60,000 USDTで6,000 USDT相当)と1,000 USDTがあるとします。取引所がBTCの掛け目を95%としていれば、BTCの証拠金としての価値は5,700 USDTで、合計6,700 USDTを証拠金として使えます。この状態でETHの先物ポジションに大きな含み損が出ると、口座全体の証拠金が不足し、USDTだけでなく保有しているBTCも清算の対象になる可能性があります。現物で長期保有したいBTCを守りたいなら、先物用の資金は別の口座に分けることが考えられます。

よくある失敗

  • 統合取引口座に長期保有用の現物を置いたまま、高いレバレッジで先物取引をする。
  • 資産ごとの掛け目を確認せず、保有額のすべてが証拠金として使えると考える。
  • クロスマージンの状態で、1つのポジションの損失が口座全体に及ぶことを理解していない。

学んで試す

取引所で試す

Binance で利用できます。当サイトのリンクから登録すると、下の招待コードが適用されます。

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よくある質問

統合取引口座に切り替えるメリットは何ですか?

資金を振り替えずに複数の商品を取引でき、口座内の資産をまとめて証拠金として使える点です。資金効率は上がりますが、リスクも口座全体で共有されます。

統合取引口座で現物の資産が清算されることはありますか?

証拠金として使われている場合、先物の損失で証拠金が不足すると、現物の資産も清算の対象になることがあります。条件は取引所ごとに確認が必要です。