クジラ(大口投資家)
別名: クジラ · 大口 · ホエール · whale
定義
クジラとは、特定の暗号資産を大量に保有し、その売買や送金が市場価格に影響を与えるほどの規模を持つ大口の投資家やアドレスのことです。
クジラの仕組み
クジラには、早くから保有している個人、ファンド、取引所、プロジェクトの運営チーム、マーケットメイカーなどが含まれます。何枚以上でクジラと呼ぶかに決まった基準はなく、BTCなら1,000 BTC以上のアドレスを目安にする分析サービスもあります。
ブロックチェーン上の送金は誰でも見られるため、大口の送金を監視するサービスやアラートがあります。クジラが取引所へ大量のコインを送ると売り圧力の兆しと見られ、取引所から引き出すと長期保有の兆しと見られることがあります。ただし、取引所のウォレット間の移動やカストディ業者の整理であることも多く、一つの送金だけで意図を判断するのは危険です。
流動性が薄い銘柄ほど、クジラの一度の売買で価格が大きく動きます。保有が少数のアドレスに集中しているトークンは、大口が売ったときの下落リスクが大きいため、上位保有者の割合を確認する習慣をつけるとよいでしょう。
具体例
あるトークンの総供給量が1億枚で、上位5アドレスが合計4,000万枚(40%)を持っているとします。そのうち1つのアドレスが500万枚を取引所に入金したというアラートが出ました。板には現在値の−5%以内に買い注文が200万枚分しかない場合、500万枚を一度に成行で売れば、板を何段も食って価格は5%以上下がる計算になります。ただし、実際に売るか、分割して売るかはわかりません。
よくある失敗
- クジラの送金アラートが出るたびに、すぐ売買の判断をしてしまう。
- 取引所のホットウォレットとコールドウォレット間の移動を、クジラの売りだと誤解する。
- 上位保有者への集中度を確認せずに小型トークンを買う。
学んで試す
よくある質問
クジラの動きはどうやって確認できますか?
ブロックエクスプローラーやオンチェーン分析サービスで、大口アドレスの残高や送金履歴を確認できます。取引所への入出金量の推移もよく使われる指標です。
クジラが取引所に送金したら価格は下がりますか?
売り圧力の兆しと見られることはありますが、必ず下がるわけではありません。担保の差し入れや内部の資金移動など、別の目的であることも多いです。