イールドファーミング
別名: イールドファーム · yield farming · 流動性マイニング · ファーミング
定義
イールドファーミングとは、DeFiのプロトコルに暗号資産を預けたり流動性を提供したりして、手数料や報酬トークンなどの利回りを得る運用方法です。
イールドファーミングの仕組み
典型的な流れは、DEXに流動性を提供してLPトークンを受け取り、それをさらにファームと呼ばれるコントラクトに預けて報酬トークンを得るというものです。新しいプロトコルが利用者を集めるために、自社のガバナンストークンを配ることがよくあります。
表示される年利(APRやAPY)は非常に高く見えることがありますが、多くは報酬トークンの価格に依存しています。参加者が増えたり報酬トークンが売られたりすれば、実際の利回りはすぐに下がります。
リスクは複数重なります。スマートコントラクトのハッキング、インパーマネントロス、報酬トークンの値下がり、複数のプロトコルを組み合わせた場合の連鎖的な失敗などです。利回りの出どころを説明できない案件は避けるのが無難です。
具体例
あなたが1万ドル分の流動性を提供し、報酬トークンで年利40%が表示されていたとします。1年間条件が変わらなければ、報酬は4,000ドル分です。しかし報酬トークンの価格が1年で半分になれば、受け取った報酬の価値は約2,000ドルに減ります。さらにインパーマネントロスが600ドル、ガス代が合計150ドルかかれば、実質の利益は約1,250ドル、年利にして約12.5%まで下がります。
よくある失敗
- 表示年利が将来も続くと考え、報酬トークンの価格下落を計算に入れないこと。
- 監査や運用実績のない新しいプロトコルに大きな金額を預けること。
- 報酬の受け取りや再投資のたびにかかるガス代を見落とすこと。
学んで試す
よくある質問
イールドファーミングとステーキングの違いは何ですか?
ステーキングはブロックチェーンの検証に参加して報酬を得る仕組みです。イールドファーミングはDeFiのプロトコルに流動性を提供して手数料や報酬トークンを得る運用で、リスクの種類が異なります。
年利が数百%の案件は本当ですか?
一時的に表示されることはありますが、多くは新規発行される報酬トークンによるもので、価格下落とともに急速に下がります。詐欺的な案件も多いため、利回りの出どころを確認しましょう。