流動性プール(リクイディティプール)
別名: リクイディティプール · LP · liquidity pool · プール
定義
流動性プールとは、DEXで取引相手として機能するように、利用者が2種類以上のトークンを預け入れてつくる資金の集まりで、預けた人は取引手数料の一部を受け取ります。
流動性プールの仕組み
流動性を提供する人を流動性提供者(LP)と呼びます。たとえばETHとUSDCのプールなら、同じ価値分のETHとUSDCを預け、プール内の持ち分を表すLPトークンを受け取るのが一般的な仕組みです。
トレーダーがプールで交換するたびに手数料が発生し、持ち分に応じてLPに分配されます。取引が多いプールほど手数料収入は増えますが、同時にトークン価格の変動によるインパーマネントロスも負います。
プールにはリスクもあります。スマートコントラクトのバグ、詐欺トークンのペア、開発者による流動性の引き揚げ(ラグプル)などです。提供前にプールの規模、取引量、ペアのトークンの信頼性を確認しましょう。
具体例
総額100万ドルのETH/USDCプールに、あなたが1万ドル分(ETHとUSDCを5,000ドルずつ)を預けたとします。持ち分は1%です。このプールで1日に500万ドルの取引があり、手数料率が0.3%なら、1日の手数料は15,000ドルで、あなたの取り分は150ドルです。ただし取引量は日々変わり、同じ期間にETH価格が大きく動けば、手数料を上回るインパーマネントロスが出ることもあります。
よくある失敗
- 表示されている年利だけを見て、取引量が続く前提で収益を計算すること。
- LPトークンを紛失したり誤って売ったりして、預けた資産を引き出せなくなること。
- 無名のトークンとのペアに流動性を提供し、ラグプルに巻き込まれること。
学んで試す
よくある質問
流動性プールに預けた資産はいつでも引き出せますか?
多くのDEXではLPトークンを返せばいつでも引き出せます。ただし引き出すときのトークンの比率は預けたときと変わっている場合があり、ガス代もかかります。
ステーブルコイン同士のプールなら安全ですか?
価格差が小さいため、インパーマネントロスは小さくなりやすいです。ただし片方がペッグを失う(デペッグ)と大きな損失が出ることがあり、コントラクトのリスクも残ります。