上場廃止(デリスティング)
別名: 取扱廃止 · デリスト · delisting
定義
上場廃止とは、取引所がある暗号資産の取扱いを終了し、その取引所での売買、さらに一定期間後には入金や出金もできなくなることです。
上場廃止の仕組み
取引所が上場廃止を決める理由には、取引量や流動性の低下、プロジェクトの開発停止、セキュリティ上の問題、規制への対応などがあります。上場廃止の発表では、取引の終了日時、入金の停止日、出金の期限が案内されるのが一般的です。
上場廃止が発表されると、その取引所での売りが集中し、価格が大きく下がることがあります。先物の取扱いが先に終わり、保有中のポジションが決められた価格で強制的に決済される場合もあります。
出金の期限を過ぎると、取引所が残高を別の通貨に交換したり、手続きが煩雑になったりすることがあります。他の取引所で取り扱いが続いているか、自分のウォレットに出金できるネットワークがあるかを早めに確認しましょう。
具体例
あなたがある取引所で、トークンXを20,000枚、1枚0.05 USDTで保有していたとします。評価額は1,000 USDTです。取引所が2週間後に取引を終了し、出金は3か月後まで可能だと発表しました。発表直後に価格が0.035 USDTまで下がると、評価額は700 USDTになります。この時点で売るか、トークンXを扱う別の取引所や自分のウォレットに出金するかを選べます。出金手数料が1回200枚分なら、出金後に手元に残るのは19,800枚です。期限を過ぎてから慌てないよう、発表後すぐに対応を決めておくことが大切です。
よくある失敗
- 上場廃止の告知を見落とし、出金期限を過ぎてから資産に気づく。
- 発表直後のパニック売りに巻き込まれ、他の取引所の価格を確認せずに安値で売る。
- 先物ポジションが取扱い終了時に強制決済されることを知らず、そのまま放置する。
学んで試す
よくある質問
上場廃止になったトークンはどうなりますか?
その取引所では売買できなくなりますが、トークン自体が消えるわけではありません。他の取引所やDEXで取引が続いている場合もあります。
上場廃止の前に何をすべきですか?
売却するか、他の取引所や自分のウォレットへ出金するかを、出金期限の前に決めておきます。送金先が対応しているネットワークの確認も忘れないでください。