取引所の機能

上場(トークン上場)

別名: 新規上場 · 取扱開始 · リスティング · token listing

定義

トークン上場とは、取引所が新しい暗号資産の取扱いを開始し、利用者がその取引所で入金・売買・出金できるようにすることです。

上場の仕組み

取引所は、プロジェクトの技術、チームの情報、流動性、法令への適合などを審査したうえで上場を決めます。日本の国内取引所では、新しい銘柄を取り扱う際に業界団体の審査なども関係するため、海外取引所より上場までに時間がかかる傾向があります。

上場の告知が出ると、多くの場合「入金開始」「取引開始」「出金開始」の日時が順番に発表されます。最初は現物だけで、後から先物や運用サービスに追加されることもあります。大手取引所への上場は注目を集め、取引開始直後は価格が大きく上下しやすいです。

注意したいのは、上場直後の値動きの激しさと、偽の上場情報です。取引開始直後は板が薄く、成行注文で大きなスリッページが出ることがあります。また、SNSで出回る上場の噂や、同じ名前の偽トークンに注意し、必ず取引所の公式発表とコントラクトアドレスを確認しましょう。

具体例

ある新トークンが、取引所で午後6時に取引開始になったとします。開始直後の板では、売り注文が1.00 USDTに5,000枚、1.20 USDTに3,000枚、1.50 USDTに2,000枚しか並んでいませんでした。この状態で10,000 USDT分の成行買いを出すと、5,000枚を5,000 USDT、3,000枚を3,600 USDT、残り1,400 USDTで約933枚を1.50 USDTで買うことになり、平均約1.12 USDTで約8,933枚を取得します。最初の価格より約12%高く買った計算です。上場直後は指値注文で価格を指定するほうが安全です。

よくある失敗

  • 上場直後に成行で大きく買い、板の薄さによるスリッページで高値をつかむ。
  • SNSで流れた上場の噂だけを信じて、公式発表を確認せずに先回りして買う。
  • 同じ名前の偽トークンを、コントラクトアドレスを確認せずにDEXで買ってしまう。

学んで試す

よくある質問

大手取引所に上場すると価格は上がりますか?

注目が集まって一時的に大きく動くことはありますが、上がるとは限りません。上場後に売りが増えて下がるケースも多くあります。

上場の情報はどこで確認すればよいですか?

取引所の公式サイトのお知らせや、公式アプリの告知で確認してください。SNSのスクリーンショットだけで判断するのは避けましょう。