DeFi

AMM(自動マーケットメーカー)

別名: 自動マーケットメーカー · AMM · オートメイテッド・マーケットメーカー

定義

AMM(自動マーケットメーカー)とは、板で売り手と買い手を突き合わせる代わりに、流動性プールと数式で自動的に価格を決めて取引を成立させる仕組みです。

AMMの仕組み

通常の取引所は、買い注文と売り注文を板(オーダーブック)でマッチングします。AMMでは、利用者が2種類のトークンを預けた流動性プールが取引相手になり、プール内の数量の比率から価格が決まります。

Uniswapなどで広く使われる定数積方式では、2つのトークンの数量の積が一定(x かける y イコール k)になるように取引されます。あるトークンを買うとプール内の量が減り、その分だけ価格が上がる仕組みです。

AMMのおかげで、マーケットメーカーがいない新しいトークンでも24時間取引できます。ただし、プールが小さいほど1回の取引で価格が大きく動き、スリッページが大きくなります。流動性提供者はインパーマネントロスのリスクも負います。

具体例

プールに100 ETHと300,000 USDCがあるとします。積kは3,000万、表示価格は1 ETHあたり3,000 USDCです。ここで30,000 USDCを入れてETHを買うと、USDCは330,000になり、ETHは3,000万を330,000で割った約90.91になります。受け取れるのは約9.09 ETHで、平均価格は約3,300 USDCです。手数料を除いても、プールに対して大きな注文ほど不利な価格になることが分かります。

よくある失敗

  • 表示価格のまま約定すると思い込み、プールの規模と注文サイズの関係を考えないこと。
  • スリッページ許容値を大きくしすぎて、サンドイッチ攻撃の標的になること。
  • 流動性を提供すれば手数料収入だけが得られると思い、価格変動の影響を考えないこと。

学んで試す

よくある質問

AMMの価格はどうやって市場価格と一致するのですか?

プールの価格が他の取引所とずれると、アービトラージャーが安い方で買って高い方で売ります。この取引によってプールの比率が調整され、市場価格に近づきます。

AMMと板取引はどちらが有利ですか?

流動性が厚い主要銘柄では板取引の方がコストが低いことが多いです。AMMは、板がない新しいトークンを取引できる点や、誰でも流動性を提供できる点が強みです。