トークン化株式
別名: 株式トークン · トークン化された株 · tokenized stocks
定義
トークン化株式とは、実際の株式や株式に連動する権利をブロックチェーン上のトークンとして発行し、暗号資産と同じように保有や送金ができるようにしたものです。
トークン化株式の仕組み
代表的な仕組みは、発行体やカストディ業者が実際の株式を保有し、その株式1株などに対応するトークンを発行するものです。Backed FinanceのxStocksなどがその一例で、一部の暗号資産取引所やDEXで取引できるようになっています。
株式市場が閉まっている時間帯にも取引できる場合があることや、ステーブルコインで少額から買えることが特徴です。一方で、トークンの保有者が必ずしも株主として議決権を持つわけではなく、配当の扱いも商品によって異なります。
トークン化株式は、規制の扱いが国ごとに大きく異なります。多くの商品は米国居住者などには販売されておらず、日本でも金融商品取引法との関係で取扱いは限られます。発行体の信用、裏付けとなる株式の保管方法、償還の条件を確認することが大切です。
具体例
ある米国株が1株200ドルで取引されているとします。あなたがステーブルコインで100 USDCを使い、その株式に連動するトークンを0.5枚購入しました。株価が220ドルに10%上がれば、トークンの価値も理論上は約110ドルになります。ただし米国市場が閉まっている週末に取引すると、裏付けとなる株式の価格が更新されないため、トークンの価格は需給によって一時的に200ドル相当から上下に離れることがあります。たとえば週末に1枚210ドルで買い、月曜の市場で株価が200ドルのまま始まれば、約5%割高に買ったことになります。
よくある失敗
- トークンを保有すれば、実際の株主と同じように議決権や配当を受け取れると思い込む。
- 株式市場の休場中にトークンの価格が裏付けの株価から離れることを考慮しない。
- 発行体やカストディ業者が破綻した場合のリスクを確認しない。
学んで試す
よくある質問
トークン化株式と株式の無期限先物の違いは何ですか?
トークン化株式は裏付けとなる株式を保有する発行体がいる現物型の商品です。株式の無期限先物は、株価に連動する差金決済の契約で、株式そのものは保有されません。
トークン化株式で配当はもらえますか?
商品によって異なります。配当相当額をトークンで受け取れる仕組みもあれば、価格に反映されるだけのものもあるため、発行体の説明を確認してください。