ウォレットとセキュリティ

ホットウォレット

別名: hot wallet · オンラインウォレット

定義

ホットウォレットとは、インターネットに接続された状態で秘密鍵を扱う暗号資産ウォレットのことで、すぐに送金できる反面、オンライン攻撃の対象になりやすいものです。

ホットウォレットの仕組み

スマホアプリのウォレット、ブラウザ拡張のウォレット、取引所の入出金用ウォレットなどがホットウォレットにあたります。秘密鍵がネットにつながった端末上にあるため、数タップで送金やDeFiの操作ができます。

便利さの代償は、マルウェア、偽サイト、悪意あるトークン承認などの攻撃を受けやすい点です。端末が乗っ取られれば、秘密鍵ごと資産を抜かれる可能性があります。

そのため、日常的に使う少額だけをホットウォレットに置き、長期保有分はコールドウォレットに分ける運用が一般的です。財布と銀行口座の関係に近い考え方です。

具体例

合計で200万円分の暗号資産を持っている人が、DeFiやNFTの売買に使う10万円分だけをブラウザ拡張のホットウォレットに入れ、残り190万円分をハードウェアウォレットに保管しているとします。偽サイトで誤って署名して被害に遭っても、失うのはホットウォレットの10万円分までに抑えられ、全体の5%で済みます。

よくある失敗

  • 長期保有する全資産をスマホのウォレット1つに入れっぱなしにすること。
  • 検索広告やDMのリンクから開いたサイトにウォレットを接続すること。
  • 端末のOSやウォレットアプリを更新せずに使い続けること。

学んで試す

よくある質問

ホットウォレットとコールドウォレットの違いは何ですか?

秘密鍵がオンライン環境にあるかどうかの違いです。ホットは便利で即時に使え、コールドはオフラインで保管するため遠隔攻撃に強いのが特徴です。

取引所の口座もホットウォレットですか?

取引所は出金処理用にホットウォレットを使い、大部分をコールドウォレットで保管するのが一般的です。ただし利用者から見ると、鍵を取引所が持つカストディアル型である点が大きな違いです。