先物・証拠金

当初証拠金(イニシャルマージン)

別名: イニシャルマージン · 必要証拠金 · 初期証拠金 · initial margin

定義

当初証拠金(イニシャルマージン)とは、レバレッジをかけたポジションを新しく建てるときに、最低限差し入れる必要がある証拠金の額のことです。

当初証拠金の仕組み

当初証拠金は、ポジションの想定元本をレバレッジ倍率で割った額が基本です。10倍なら想定元本の10%、20倍なら5%が必要になります。注文時に残高からこの額が確保され、足りなければ注文は出せません。注文画面に表示される「必要証拠金」や「コスト」がこれにあたります。

当初証拠金は、ポジションを維持するのに必要な維持証拠金よりも多く設定されています。この差が、強制ロスカットまでのクッションになります。当初証拠金を多めに入れる(レバレッジを下げる)ほど、清算価格は建値から遠くなります。

多くの取引所では、ポジションの規模が大きくなるほど使える最大レバレッジが下がり、必要な当初証拠金の割合が上がる段階的な仕組みを採用しています。また、手数料分の残高も別に必要になることがあるため、注文前に必要額を確認してください。

具体例

SOLの無期限先物で、価格200 USDTのときに150 SOL、想定元本30,000 USDTのロングを15倍で建てるとします。当初証拠金は30,000÷15=2,000 USDTです。同じポジションを5倍で建てれば6,000 USDTが必要になります。残高が2,500 USDTしかなければ、15倍なら注文できますが、5倍では証拠金不足で注文が通りません。

よくある失敗

  • 必要な証拠金ぎりぎりの残高で注文し、わずかな値動きで清算に近づく。
  • 当初証拠金と維持証拠金を同じものだと考え、清算までの余裕を誤って計算する。
  • ポジションが大きくなると最大レバレッジが下がる段階制を知らず、追加注文が通らずに戸惑う。

学んで試す

よくある質問

当初証拠金と維持証拠金の違いは何ですか?

当初証拠金はポジションを建てるときに必要な額、維持証拠金はポジションを持ち続けるのに最低限必要な額です。当初証拠金のほうが多く設定されています。

当初証拠金はどう計算しますか?

基本は想定元本をレバレッジ倍率で割った額です。取引所によっては手数料分も必要になります。