先物・証拠金

清算価格(ロスカット価格)

別名: ロスカット価格 · 強制決済価格 · liquidation price

定義

清算価格(ロスカット価格)とは、マーク価格がその水準に達するとポジションが強制ロスカットされる価格のことで、レバレッジと維持証拠金率によって決まります。

清算価格の仕組み

清算価格は、ポジションの証拠金残高が維持証拠金とちょうど等しくなる価格です。ロングなら建値より下、ショートなら建値より上にあります。レバレッジが高いほど当初証拠金が少なくなり、清算価格は建値に近づきます。

分離マージンでは、そのポジションの証拠金だけで計算されるため、清算価格は比較的はっきり決まります。クロスマージンでは口座全体の残高が使われるため、他のポジションの損益や残高の増減によって清算価格が変わり続けます。どちらの場合も、取引所の注文画面やポジション画面に表示される値を確認するのが確実です。

清算価格の計算には、維持証拠金率のほか、手数料や資金調達率の支払いが影響します。資金調達率を払い続けると証拠金が減り、清算価格は少しずつ建値に近づきます。証拠金を追加すれば清算価格を遠ざけられます。

具体例

ETHが3,000 USDTのときに、分離マージン・10倍で2 ETHをショートし、証拠金600 USDTを入れたとします。維持証拠金率0.5%で手数料を無視すると、清算価格Pは、600−(P−3,000)×2=0.005×2×P を解いて、P=約3,284 USDTです。建値から約9.5%上昇すると清算されます。同じ条件で20倍にすると証拠金は300 USDTになり、清算価格は約3,134 USDTまで近づきます。

よくある失敗

  • 清算価格は建値からちょうどレバレッジ分の1動いた価格だと考え、維持証拠金の分を見落とす。
  • クロスマージンで表示された清算価格が、他のポジションの損益によって変わり続けることを知らない。
  • 資金調達率の支払いで証拠金が減り、清算価格が徐々に近づくことに気づかない。

学んで試す

よくある質問

清算価格はどうやって確認できますか?

注文前は取引画面の計算ツールや注文確認に、保有中はポジション画面に表示されます。取引所によって計算方式が少し違うため、画面の値を基準にしてください。

清算価格を遠ざける方法はありますか?

証拠金を追加するか、レバレッジを下げるか、ポジションの一部を決済する方法があります。