最終取引価格(直近約定価格)
別名: 最終価格 · 直近約定価格 · ラストプライス · last price
定義
最終取引価格(直近約定価格)とは、その取引所の板で最後に売買が成立した価格のことで、取引画面やチャートに表示される通常の「現在値」です。
最終取引価格の仕組み
最終取引価格は、直前に約定した1件の取引の価格です。取引所ごとに板が別々なので、同じ銘柄でも取引所によって少しずつ違います。チャートのローソク足の終値や、アプリのトップに大きく表示される価格は、通常この最終取引価格です。
注意したいのは、最終取引価格は「次に自分がその価格で約定できる」ことを保証しないという点です。成行で買えば売り板の最良価格から約定し、売れば買い板の最良価格から約定します。スプレッドが広い銘柄や板が薄い銘柄では、最終取引価格と実際の約定価格の差が大きくなります。
先物取引では、最終取引価格のほかにマーク価格とインデックス価格があります。清算の判定はマーク価格で行われることが多く、逆指値の発動基準は最終取引価格とマーク価格から選べる取引所もあります。どの価格を基準にしているかを確認してから注文してください。
具体例
あるトークンの最終取引価格が0.500 USDTと表示されていますが、板を見ると最良の売り気配が0.508 USDT、最良の買い気配が0.492 USDTだとします。この状態で成行で2,000枚買うと、少なくとも0.508 USDTで約定するため、支払いは1,016 USDT以上になります。表示価格で計算した1,000 USDTより1.6%以上高く、直後に成行で売れば0.492 USDT以下での約定となります。
よくある失敗
- 表示されている最終取引価格で必ず約定できると思い、成行注文を出す。
- 逆指値の発動基準が最終取引価格なのかマーク価格なのかを確認しない。
- 取引所ごとに最終取引価格が違うのを、どちらかの表示の誤りだと考える。
学んで試す
よくある質問
最終取引価格とマーク価格はどちらが正しいですか?
どちらも正しく、用途が違います。最終取引価格は実際に約定した価格、マーク価格は清算や含み損益の判定に使う公正価格です。
なぜ取引所によって価格が違うのですか?
取引所ごとに別々の板で売買が行われているからです。通常は裁定取引によって差は小さく保たれます。