取引

ポジションサイジング(建玉管理)

別名: ポジションサイズ · 資金管理 · position sizing

定義

ポジションサイジングとは、1回の取引でどれだけの数量を建てるかを、許容できる損失額と損切りまでの距離から逆算して決める資金管理の方法です。

ポジションサイジングの仕組み

多くのトレーダーは、1回の取引で失ってもよい金額を口座資金の1〜2%などに決めておきます。次に、エントリー価格から損切り価格までの値幅を決めます。この2つから「損切りに引っかかったときにちょうど許容損失になる数量」を計算するのがポジションサイジングです。式は、数量=許容損失額÷1単位あたりの損失額です。

大切なのは、レバレッジの倍率ではなく損失額から数量を決めることです。レバレッジを上げても、同じ数量なら損切り時の損失額は変わりません。変わるのは必要な証拠金の量と、強制ロスカットまでの距離です。損切りより先にロスカット価格が来ないかは必ず確認してください。

ポジションサイズを一定のルールで決めると、連敗しても口座が大きく減りにくくなり、1回の負けで感情的になることも減ります。手数料やスリッページの分だけ実際の損失は少し大きくなるので、余裕を見ておくのが現実的です。

具体例

口座資金が5,000 USDTで、1回の許容損失を2%の100 USDTとします。SOLを150 USDTで買い、損切りを142 USDTに置くなら、1枚あたりの損失は8 USDTです。数量は100÷8=12.5 SOLで、想定元本は1,875 USDTになります。これを5倍レバレッジで建てれば必要証拠金は375 USDTですが、損切り時の損失は同じ100 USDTです。

よくある失敗

  • 損切り幅を決めずに、なんとなく残高の半分などでポジションを建てる。
  • レバレッジの倍率がリスクの大きさそのものだと考え、数量と損切り幅を確認しない。
  • 損切り価格より先に強制ロスカット価格が来る設定になっていることに気づかない。

学んで試す

よくある質問

1回の取引でどれくらいのリスクを取るのが一般的ですか?

口座資金の1〜2%程度を目安にする人が多いですが、決まった正解はありません。連敗しても続けられる水準に設定することが大切です。

レバレッジを上げるとポジションサイズも大きくなりますか?

レバレッジは必要な証拠金を減らすだけで、数量は自分で決めます。ただし同じ証拠金で大きな数量を建てやすくなるため、損失額を必ず計算してください。