空売り(ショートセリング)
別名: ショート · 空売り · 売り建て · short selling
定義
空売り(ショートセリング)とは、持っていない資産を先に売り、後で値下がりしたところで買い戻して差額を利益にする取引方法です。
空売りの仕組み
空売りには、手元にない資産を売るための仕組みが必要です。暗号資産では主に2つの方法があります。1つは先物や無期限先物でショートポジションを建てる方法、もう1つは現物の証拠金取引でコインを借りて売り、後で買い戻して返す方法です。個人が使うのは先物のほうが一般的です。
空売りの損失は、価格が上がり続ける限り大きくなります。上昇相場で売り方が損切りや清算のために一斉に買い戻すと、さらに価格が跳ね上がるショートスクイーズが起きることもあります。コインを借りる方式では借入利息、先物では資金調達率がかかるため、長く持つほどコストが増えます。
空売りは下落相場で利益を狙うだけでなく、手持ちの現物の値下がりリスクを抑えるヘッジとしても使われます。国や取引所によって提供の有無や条件が異なるため、利用前に確認してください。
具体例
ETHが3,500 USDTのとき、証拠金取引で3 ETHを借りて売り、10,500 USDTを受け取ったとします。ETHが3,150 USDTに下がったところで3 ETHを9,450 USDTで買い戻して返せば、差額は1,050 USDTの利益です。借入利息が1日0.01%で10日なら、3 ETHに対して約0.003 ETH(約10 USDT相当)がかかります。反対にETHが3,850 USDTに上がれば、買い戻しに11,550 USDTかかり、1,050 USDTの損失です。
よくある失敗
- 空売りの損失は売った金額までだと誤解し、損切りを置かない。
- 下がり続けている銘柄なら空売りで簡単に利益が出ると考え、急反発による踏み上げを想定しない。
- 借入利息や資金調達率を計算に入れず、長期間ショートを持ち続ける。
学んで試す
よくある質問
空売りとショートは同じ意味ですか?
ほぼ同じ意味で使われます。厳密には空売りは借りて売る行為を指し、ショートは売りポジション全般を指すことが多いです。
暗号資産の空売りにはどんなコストがかかりますか?
売買手数料に加え、コインを借りる場合は借入利息、先物を使う場合は資金調達率の支払いがかかります。