限月先物(デリバリー先物・四半期先物)
別名: デリバリー先物 · 四半期先物 · 期限付き先物 · クォータリー先物
定義
限月先物とは、満期日(決済日)があらかじめ決まっている先物契約で、満期になると自動的に決済され、暗号資産では四半期ごとの契約がよく使われます。
限月先物の仕組み
限月先物には、週次、隔週、四半期などの満期があり、契約名に満期日が入っています。満期日の決済時刻になると、その時点の決済価格(多くは現物インデックスの一定時間の平均)でポジションが自動的に清算されます。暗号資産の場合、現物の受け渡しではなく差額の受け渡しで決済されるのが一般的です。
限月先物には資金調達率がありません。その代わり、先物価格と現物価格の差であるベーシスが存在し、満期に近づくにつれてこの差は小さくなっていきます。強気相場では先物が現物より高くなる(コンタンゴ)ことが多く、この差を利用した裁定取引も行われます。
満期をまたいでポジションを持ちたい場合は、満期前に決済して次の限月で建て直す「ロールオーバー」が必要です。限月先物を提供する取引所や満期のパターン、決済価格の計算方法は取引所ごとに違うため、契約仕様を確認してください。
具体例
BTCの現物価格が60,000 USDTのとき、3か月後に満期を迎える四半期先物が61,800 USDTで取引されているとします。差であるベーシスは1,800 USDT、約3%です。現物を1 BTC買い、同時に四半期先物を1 BTC分売れば、満期には両者の価格が一致するため、価格の上下に関係なく約1,800 USDT(手数料除く)の差額が確定します。3か月で約3%、単純に年率換算すると約12%です。
よくある失敗
- 満期日を把握しておらず、自動決済されてポジションが消えたことに後から気づく。
- 限月先物にも無期限先物と同じように資金調達率がかかると思い込む。
- 異なる限月の契約価格をそのまま比べ、満期までの期間の違いを考えない。
学んで試す
よくある質問
限月先物と無期限先物の違いは何ですか?
限月先物には満期日があり、満期に自動決済されます。無期限先物は満期がなく、資金調達率で価格を現物に近づけます。
満期日に何もしないとどうなりますか?
満期の決済価格で自動的にポジションが清算され、損益が確定します。ポジションを継続したい場合は、満期前に次の限月へ乗り換える必要があります。